8月10、11日の2つ日間、U-12「第33回中日新聞旗争奪少年サッカー雄踏大会」が開催されました。今年で33回目を迎える伝統のある大会です。総勢27チーム、県外からの参加もあります。所属チームも毎年参加させていただいており、夏休み恒例の大会です。
6年生にとっては集大成である「NTT西日本グループカップ 静岡県ユースU-12サッカー大会」に向けての重要な位置づけの大会。大会1日目の模様をお伝えします。
試合前
試合前、監督から取り組んでいるテーマについて話を聞きました。
「攻撃については、「オン」の選手の体の向き・ファーストタッチの質を高めること。また「オフ」の選手が積極的にかかわれるようになることを重点的に取り組んでいる。」
「守備については、1stDFのプレス、2DFのカバーリングをテーマにしている。そして1st,2ndDFが連動してボールを奪えるようにしたい」とのことでした。
中盤を任されているキャプテンにも話を聞きました。
「チームとしては、立ち上がりの失点が多いのでゲームの入り方を気をつけたい。立ち上がりは、はっきりしたプレーを全員ができるように。個人としては、攻撃はスペースがあったら積極的に自分で仕掛けたい。守備については、インターセプトを狙いに行く」とのこと。
センターバックの選手にも話を聞きました。
「攻撃については、オーバッラップを積極的にトライしたい。守備については、GKからのパントキックの処理をしっかりと対応したい。ボールの状況を観て足で処理するのかヘディングで跳ね返すのかよく見て判断したい」とのこと。
試合
1日目の予選リーグの試合の前半です。映像をご覧ください。
試合後
試合前にインタビューした監督、キャプテン、センターバックの選手に試合を振り返ってもらいました。
監督:「テーマでもある体の向き、ファーストタッチの質はまだまだ向上させないと。技術的なところ、試合でも決定機でシュートがなかなか決まらなかった。トレーニングでも継続的に取り組むが、夏休みでもあるため、トレーニング以外の時間を有効に使って技術を上げてほしい。」
「守備については、相手エリアからビルドアップで始まる守備に対しては、しっかりと対応できた。ただ、中盤や自陣での守備には課題がある。具体的には、1stDFのプレスが遅い。「誰がプレスに行くの?」というシーンが見受けられた。そのため相手に時間を与えてしまい、自由にプレーさせてしまっている。試合でもそこから失点があった。味方同士でコーチングし、状況を解決できるようにならないと」
キャプテン:「攻撃について、自分であまり仕掛けられなかった。オフの時には味方からパスをたくさん受けることができた。守備のインターセプトについては、相手が高さのあるロングボール主体のため、狙える状況が少なかった。ヘディングの対応はしっかりできた。」
センターバック:「攻撃について、攻撃参加はツーバックでもあるため、もう1人とコミュニケーション取る必要があり、攻撃参加のタイミングが難しい。守備については、GKのパントキックに対してボール状況を判断して対応できた。低いボールは足で高いボールは頭で対応できた。また、相手のレベルが上がると2バックの間を狙ってくるのでコミュニケーションを取って対応が必要になる。」
選手たちもしっかりと振り返っていました。特にセンターバックの選手は、状況・課題を正確に認識し、自分の言葉で具体的に説明できているなぁと感心しました。自身のテーマに対してどうだったか、試合中の「気づき」も具体的な状況を言葉にして話してくれました。
まとめ
スタッフ、選手、保護者と会話している中でそれぞれが「熱」をもって活動しているなぁという印象を受けました。少年団活動の「集大成」「最後の年」というところもあるかもしれません。私自身、少年団でサッカーを始め、保護者、指導者を経験しました。6年生の年の「熱」の入り方は分かります。
今大会での「気づき」「課題」を整理し、糧にして、引き続きチャレンジしてほしいです。
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