U-12 ボールタッチが上達するトレーニング

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 今回はボールタッチが上達するトレーニングメニューを2つご紹介します。一人でかつ小さなスペースでもトレーニング可能です。ぜひ、チャレンジしてみてください!

メニュー1

 初級編です。まずは動画をご覧ください。

 足でボールに触れる、転がす、運ぶ感覚を養うことができます。ポイントは姿勢よく、柔らかく、リズムよくです。最初はスピードを上げずにゆっくりと。慣れてきたら徐々にスピードを上げてください。できるようになってきたら、ボールだけを観ずに前方を観ながらプレーできると試合で役立つと思います。

ゴールデンエイジについて

 一般的に9~12歳が「学習のために最高の年代」と言われています。一生に一度だけ訪れる「即座の習得」を備えた、動作習得にとって最も有利なこの時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。サッカーに必要なテクニック獲得に適した時期として位置づけられています。そのため、この時期にたくさんボールに触ってテクニックを身につけたいですね。

サッカーのプレーの構成要素について

 C級ライセンス受講時に、サッカーのプレーは「状況把握(観る)」→「判断」→「実行」の連続であると教えていただきました。私もプレーしていたころはこのように要素に分けて考えたことはなかったですが、振り返ると確かにこの順序でプレーしています。この説明は私も腹落ちし、気に入っています。指導時にも意識しています。

サッカーのプレーの構成要素

 なぜこの「プレーの構成要素」を取り上げたかというと、今日ご紹介したボールタッチは、最後の「実行」の一部分だということを伝えたかったからです。プレーにおいて「実行」の部分は重要ですが、「観ること、判断すること」も同じようにとても重要です。

 テクニックの部分は華やかで目立ちますが、それだけ磨けば試合でうまくプレーできるとは限りません。「状況把握(観る)、判断、実行」をそれぞれを磨く必要があります。

メニュー2

 メニュー2は、中級編です。動画をご覧ください。

 中級といってもかなり難しいと思います。体の後ろ側にボールを通して前に持っていく、かつ前進していきます。このシーンはJリーグなどプロの試合でも観たことがあるのではないでしょうか?敵が足を出してきたのを観て、ボールを引いて反対方向へ運んでいくシーンを。

 難しいですがチャレンジを続ければできるようになります。最初はできなくてもできるようになった子をたくさん観てきました。粘り強くチャレンジしてみてください。

まとめ

 いかがでしたか?今日ご紹介したメニューは一人でも小さなスペースがあればできます。ぜひ、何回も何十回もたくさんチャレンジしてみてください。

 最後に私が大好きなチーム「静岡学園サッカー部」の前監督の言葉をご紹介したいと思います。テクニックに優れ、観るものを魅了するサッカーが特徴ですよね。

「15歳までにボールを100万回触れ!」  

引用:井田勝通「静学スタイル」


静学スタイル 独創力を引き出す情熱的指導術

・サッカーをこよなく愛するおやじ
・町クラブのコーチ(コーチ歴7年)
・サッカーC級ライセンス保持(2022年取得)

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