前回に続いて今回もボールタッチが上達するトレーニングメニューを2つご紹介します。前回記事はこちらから。一人でかつ小さなスペースでもトレーニング可能です。ぜひ、チャレンジしてみてください!
メニュー3
前回紹介した「メニュー2」の応用編です。メニュー2ができないと難しいかもしれません。まずは動画をご覧ください。
すべてのメニューで共通しますが「姿勢よく、柔らかく、リズムよく」が基本です。ポイントはボールを後ろから前に持ってきたときに、素早く逆の足でタッチするところです。 最初はスピードを上げずにゆっくりと。慣れてきたら徐々にスピードを上げてください。できるようになってきたら、ボールだけを観ずに前方を観ながらプレーできると試合で役立つと思います。
ゴールデンエイジについて
一般的に9~12歳が「学習のために最高の年代」と言われています。一つの動作によって、一つの”神経回路”が形成されるという、神経回路の配線が急ピッチでで進んでいる時期です。
一生に一度だけ訪れる「即座の習得」を備えた、動作習得にとって最も有利なこの時期は「ゴールデンエイジ」と呼ばれています。サッカーに必要なテクニック獲得に適した時期として位置づけられています。この時期にたくさんボールに触ってテクニックを身につけたいですね。
サッカーのプレーの構成要素について
サッカーのプレーは「状況把握(観る)」→「判断」→「実行」の連続です。なぜ「プレーの構成要素」を取り上げたかというと、ボールタッチ、キックなどのテクニックは、最後の「実行」の一部分だということを伝えたかったからです。プレーにおいて「実行」の部分は重要ですが「観ること、判断すること」も同じようにとても重要です。
試合で「テクニックに優れているけど一人でボールを持ちすぎていたり、ゴール前にフリーの味方がいるのに観えてなかったりするシーン」を目にしたことがあるのではないでしょうか? テクニックの部分は華やかで目立ちますが、それだけ磨けば試合でうまくプレーできるとは限りません。「状況把握(観る)、判断、実行」をそれぞれを磨く必要があります。
メニュー4
メニュー4です。まずは、動画をご覧ください。
足の裏、ロールといった要素が入ってきます。ポイントはインサイドにいったんロールしてステップを踏まずにアウトサイドを使って大きく斜め前に出るところです。軸足でしっかりと立ちスムーズに体重移動できるようにしましょう。
このシーンはJリーグなどプロの試合で観たことがあるのではないでしょうか?中に行くと見せかけて外側に外してシュートを打つシーンを。 難しいですがチャレンジを続ければできるようになります。最初はできなくてもできるようになった子をたくさん観てきました。粘り強くチャレンジしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?テクニックはあるに越したことはありません。今日ご紹介したメニューは一人でも小さなスペースがあればできます。ぜひ、たくさんチャレンジしてみてください。
最後に私が大好きなチーム「静岡学園サッカー部」の前監督の言葉をご紹介したいと思います。先日も静岡県高校総体を優勝しました!全国でもテクニックに優れ、観るものを魅了する静学サッカーを見せてほしいですね!
「15歳までにボールを100万回触れ!」
引用:井田勝通「静学スタイル」
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